■第103段 冠婚葬祭や同窓会などに出席する意味
(テーマ 商売の王道を知る) 平成16年1月12日
●冠婚葬祭は出なければ、非情な人という烙印を押される
冠婚葬祭でも結婚式であれば、第101段で書いたように前もって招待状が届くが、弔事は突然なことが多い。たとえば、お世話になった先輩の奥さんが亡くなったという連絡を受けたとする。私はいくら忙しくても、お通夜は絶対に出て、「ご愁傷様。力を落とさないで、がんばってください」とお悔やみを述べる。
喜びや悲しみが伴う冠婚葬祭に出るか出ないかで、本当の友情がわかる。忙しいのは誰でもいっしょであり、それを押しても出ることで、「あなたのことを思っています」につながる。
お世話になった先輩であれば、共通する友人もたくさんいるから、お通夜に顔を出さない友人がいれば、「何であいつは来ないんだ」「あいつは、やっぱり非情だ」という話になる。
弔問者がお悔やみを述べるのは、遺族を慰め、悲しみをともにするためであり、お通夜で飲食が振る舞われるのは、集まることによって故人を忍ぶためである。語弊はあるかもしれないが、再会の機会でもあり、顔を出すことで、友情を深めることや営業にもつながる。
●いろいろな会に遅刻しないで出れば、脳裏に焼きつく
日常的な話をすると、私はある草野球のチームに入っている。試合はもちろんのこと、練習にも絶対に遅刻しないように30分前に行く。もうひとり税理士がいるがその人は遅刻してくる。私よりもキャリアがあり、事務所の規模も大きい。
チームのみんなは、私たち2人を見て、どう思っているだろうか? 頼みたい仕事があった場合、30分前に来る私か、30分後に来るその人か、どちらを頭に浮かべるだろうか? 仕事でもきちんとしているだろうと予想して、私のほうを思い浮かべるはずだ。実際には、仕事の依頼は入らないかもしれないが、そうした行動は、脳裏に焼きつく。
同窓会でも、異業種交流会でもすべて同じであり、名刺を配らなくても、毎回顔を出したり、開始時間からいたりするほうが脳裏に焼きつく。こうしたことは、当たり前のことをただ当たり前にやっているだけに過ぎない。
これも営業であり、種まきである。いつ花は咲くかわからないけれど、10年、20年と先のことを考えていない人には決してできない。いまのことしか頭にない人は「忙しいから、遅刻しても、まっいいか」になり、遅刻しても平気であり、頭に残らない人で終わってしまう。
文責 山田 咲道 公認会計士・税理士
中央区の税理士 エース会計事務所 会社設立できる公認会計士 東京都
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