■第160段 儲かる会社15 儲かる会社の社長は、整理整頓がうまい
(シリーズ 儲かる会社、儲からない会社) 平成17年2月14日
●情報を共有化して、会社の資産にする
事業拡大すれば、従業員を採用していくことになるが、その際、儲けられるか儲けられないかを決めるのは、情報の共有化だ。情報が社長の頭の中だけに入っているとすると、社長が従業員に一から教えなくてはいけない。常に考えなければならず、社長が倒れたら、会社は終わってしまう。
加えて書類はファイリングされていなければ、無いのも同じであり、電子データが個々のパソコン内にあってデータベース化されていないのも、同様だ。結局、社長以外の人が使えないデータは、会社の資産となっていない。
第159段で、10万円の仕事をキャリア10年のAさんは1日、同じくキャリア10年Bさんは3日で仕上げた例を出した。
Aさんはひとりで仕事をしていて1日、Bさんは従業員に任せて3日かもしれないと考えると、異なってくる。数年後は従業員の力がついて、Bさんのほうが儲けて、会社を大きくしている可能性が高い。
ひとりの力では限界があり、従業員を入れたとしても、うまく振れないと、社長の効率が悪くなり、会社の仕事が滞る。社長が従業員に振れないほど仕事を抱えるのは最悪だ。整理整頓できなくなった瞬間、オーバーフローする。
社長は、Aさんではなく、Bさんでなくては、ならない。
●社長は頭の中も、整理整頓
社長は常に整理整頓している状態を維持していかなければいけない。外出続きで不在していることが多いと、机の上は郵便や伝言メモなどで山積みになっている。それをどんどん捌き、ため込まず、不要なものはその場で捨てる。
「これ、ファイルしておいてね」などと人に振って、どんどん片づけていく。ファイリングする場合は、内容別に分けて、インデックスをつけて、誰でも見やすくする工夫が必要である。
このようなリスト化が考えられるのは社長しかいない。リスト化していないと、従業員に振っても、漏れが出るなど面倒になりやすい。
もうひとつ忘れてはならないことがある。社長は頭の中の整理整頓もしっかりしておかなければならないということだ。思いつきの言動が多い、公私混同する社長は頭の中が雑然としている。整理整頓もヘタなはずだ。
社長は、戦略と戦術がきちんと描け、優先順位や重要度、人の適正などわかっていないと、素早い指示・命令、決断ができない。結局、儲けられない。
文責 山田 咲道 公認会計士・税理士
中央区の税理士 エース会計事務所 会社設立できる公認会計士 東京都
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