■第161段 「きちんとした人」とつき合う
(テーマ 商売の王道を知る) 平成17年2月21日
●「きちんとした人」とは約束を守る人
営業とは「何かをしてくれ」と人から頼まれる行為であり、極論をいえば、「ビジネスは人が運んでくる」。そう考えば、ビジネスの発展は人づきあいの豊かさで決まることがわかるし、「きちんとした人」とつき合うということが儲けにつながることが明らかになるはずだ。
きちんとした人かどうかを見極めるうえで、一番の要件となるのが「約束を守る」かどうかだ。具体的に、従業員や仕入先(外注先)、取引先ごとに見てみよう。
約束を守る従業員であれば、仕事を頼んだときに、「はい、わかりました。10日までに仕上げます」と返事をして、10日までにきちんと仕上げる。
仕入先や外注先であれば、「ご依頼ありがとうございます。了解しました。10日までに納品します」と返事をして、10日までに納品する。
従業員、仕入先、外注先ともに最善、◎なのが「良い返事を早くする」「期限を守る」「品質が良い」ことだ。
返事が悪くても、期限を守り、品質が良い人は○。よい返事をしても、期限を守らなければ△。最悪なのは、「返事をしない」「期限を守らない」「品質が悪い」、つまりは×だ。
●仕事をする前に人の見極めをする
取引先とも、同じことがいえる。発注額は別にして、つき合いたい取引先は、きちんとした仕様書を出し、期限にも無理がないところ。納品すれば済み、時間が読めるため、◎である。一方、口頭でしか説明できず、期限も短く、あとで文句をいうところが×だ。
同業者や仲間も同じだ。仕事ではなくても、何か頼みごとをしたときに、すぐ返事があり、実行する人は大切な友だちだ。
◎のような「きちんとした人」とつき合えば、儲けにつながり、無理なくビジネスが発展していく。そのためには、見極めをすること。◎の人と優先的につき合い、×の人とはつき合わないことだ。
上記したことは、通常、仕事をやってみてはじめてわかる。そして、仕事を頼んだあとに失敗する――。しかし、このリスクを軽減できる方法がある。いつもの行動で判断、要するに、人の見極めをしていくことだ。取引先も打ち合わせ段階でわかることが多い。第162段以降、その評価の手法をお話しする。
文責 山田 咲道 公認会計士・税理士
中央区の税理士 エース会計事務所 会社設立できる公認会計士 東京都
(一言)
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