■第162段 「きちんとした人」を見極める戦術1
(テーマ 商売の王道を知る) 平成17年2月28日
●「なんとなく」ではなく、戦略的に人物評価をする
友だちから誘いを受けたときに返事をするのは、当たり前のことであり、それがビジネスの相手であれば、なおさらだ。誘いを無視すれば、ビジネスでも返事をしない人だと思われる。返事をするという、ちょっとした手間を惜しむとロクなことはない。この点は非常に重要だ。
予定が入っていれば、すぐに断ったほうがお互いに気持ちがよい。参加するといったん約束したら、万難を排して出るべきだ。
ここで具体例を出すと、2004年12月に「仕事の徒然草」および、私が執筆している「おんなのこのキモチ…」の合同オフ会を行った。
人が集まる場に顔を出すことで、ビジネスが生まれることが多いため、私は積極的に人を誘った。オフ会の案内に、ひとり一人に文章を添えて、お誘いのメールを100人ぐらいに出している。
まずは申し込み段階で、その人間の仕事の感性がわかる。逆にいえば、多くの人を誘っているからこそ、対応の良い人、悪い人が見えてくるということだ。そして対応の仕方で、その人の内面まで見える。私はすべてのフレーズを見て、評価している。そのため、誰とつき合うか明快になってくる。
それでは、その評価方法をお話ししよう。誤解してほしくないのは、あくまでも相手に与える印象であり、絶対的な人格評価とは異なること。まずは、印象が良いほど親しくなったり、仕事に発展したりしやすいということだ。
多くの人は、こうしたことを「なんとなく」行っている。そして、「あの人は良さそうな人だ」と評価している。私は戦略的に人物評価を行い、好印象を与えるような行動を常にしている。
常にこのような評価をしていると、仕事に発展したときに、失敗がない。そのために行っていることであり、仕事をしている人であれば、私が感じたことが、その反応に表れるから、興味深い。
●深いつき合いをしたい2つのタイプ
★花マルの対応
誘うと、すぐに記載したURLから申し込みをする人。
クイックレスポンスを考えると、かなり信頼できる。ごく一部の人に限られ、100人誘ったら5人、5%もいない。
「内容はわからないけど、山田先生に誘われたので、申し込みました」
と一言添えてあると、速度とトークで好印象だ。
もちろん、誘わなくても、本誌の告知を見て、申し込みをしてくれる人も、うれしい。
「山田さんとお話したいので申し込みました」
と一言添えてあれば、印象に残り、大切にもてなしをする。
★◎の対応
すぐ断りの返事をする人。
都合が悪ければ、
「お誘いありがとうございます。せっかくの機会ですが、予定が入っているため、参加できません」
と早くいったほうが相手を期待させない分、気持ちがいい。
このような人とは、つき合いを深めていきたい。第163段で、○△×の対応についてお話しする。
文責 山田 咲道 公認会計士・税理士
中央区の税理士 エース会計事務所 会社設立できる公認会計士 東京都
(一言)
大切な友達は、誰なの。
よろしければ、ぜひご購読をお申し込み下さい(Presented By )
サイト内検索
〒104−0045
東京都中央区築地2丁目11番9号RBM築地駅前ビル6階(地図)
TEL 03−3516−8941 FAX 03−6740−1328
E−Mail ace@jobtheory.com
URL https://www.jobtheory.com/
会社経営とは 戦う経営ブログ 社長の道!『仕事の徒然草』
前段へ 次段へ
TOP サイト内検索 テーマ別 日付順(No順) 最新号
|