■第163段 「きちんとした人」を見極める戦術2
(テーマ 商売の王道を知る) 平成17年3月7日
●多くの人が行う対応とは?
第162段で深くつき合いたい2タイプを説明した。この2タイプは少数派だ。対応で評価されているとわかっているからこそ、できる対応である。私と同じく、意識的・戦略的に行っている行為だ。
それでは、評価されているのを意識しないで、多くの人がとる行為は何だろう? 絶対数として多いのが、次に説明するタイプである。
★○の対応
1.すぐに「検討します」「改めて連絡します」の返事がくる人。
検討して行けたら行くけど、行ける可能性は10%ぐらい。「検討する」「連絡する」と宣言しているのだから、結果の連絡はしなければいけない。連絡してきた人が○であり、その後、無視する人は、△になる。
検討する時間がかかるということは、決断が遅い、迷っているということだ。優先順位がわかっていなかったり、目的意識が薄いから、決断ができない。そのため「どういう会?」「誰が来るの?」などと聞いてくる人が多い。
この結果、相手に「あなたは重要ではありません」という印象を与え、「決断が遅い=仕事が遅い」も意味している。実直で、生真面目なタイプが多い。
2.誘っても何の返事もないが、締切間際になって申し込みをする人。
意思表示はないが、1と同様の迷いがある。仕事上のつき合いから、私が誘ったら、断れない。調整して行くという前提はあるが、行けない可能性も考えて、連絡ができない。本人の心の中の葛藤が見える。ただし、1とは異なり、質問など入らないため、手間がかからない。
○も大切にすべき人たちである。信頼できる境界線にあり、◎、花マルになればなるほど上にあがり、これ以下が下がっていく。
●人つき合いがわかっていない!?
★△の対応
誘っても何の返事もないが、当日に「行こうと思ったんだけど……」などと、断りの連絡が入る人。
無視には、3つのパターンがあるため、わかりにくい。○の2の人は手堅いのに対し、こちらは違う。ただし、本人は誘われたのに「行けなかった」という罪悪感をもっている。期待できないが、関係は維持していく。
「検討します」「改めて連絡します」と返答したのに、その後、無視もここに入る。
★×の対応
完ぺきに無視する人。
無視された人と会ったときに私が「昨日、メルマガのオフ会をやったんだよ」と伝えると、「日曜日だから、行けるわけがないでしょう」といった人がいる。本人は悪気がなく、誘われるという価値、誘う側の手間をわかっていない。社交的なお付き合いはできても、仕事仲間にはならない、二度と誘わない人たちだ。
文責 山田 咲道 公認会計士・税理士
中央区の税理士 エース会計事務所 会社設立できる公認会計士 東京都
(一言)
人生とは、友を探す旅である。
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