■第180段 売掛金の回収の仕方1
(テーマ 売れる営業になる) 平成17年7月4日
●1日でも入金が遅れたら、電話する
業種を問わず、売上の5%の貸し倒れのリスクは、どこの会社でもある。しっかり回収をしていないと、簡単に5%を超える。それでは、どのように回収行為を行えばいいのだろう。
まず、お金が入ってくる条件を明確にすること。出荷や納品をする前に、必ず支払サイトを聞く。「締め日はいつで、いつ支払われるのか」と必ず確認しないといけない。得意先はいってくれないから、聞かなければならないというわけだ。
第二は、1日でも入金が遅れたら、翌日に「入金してください」と電話をかけること。もともと支払条件があったわけだから、それを守らないのは滞留である。1日でも遅れたら、滞留だ。本当にお金がないか、払う気がないのか、その見極めのために、電話をするのである。
●なぜ電話するのが有効か?
窓口である営業担当者が得意先に電話をして「入金がないので、確認してください。よろしくお願いします」と事務的に伝える。なぜ、これが効果的なのかは、具体例を出して説明しよう。
Aさんが、「月末締めの翌々月末払い」と聞いている会社のBさんと仕事をした。約束の期限がきたのに、月末に入金されていない。翌月1日、AさんはBさんに、先のように電話をした。
同じ月の5日に打ち合わせの予定が入っていたとすると、Bさんは「会ったときに、Aさんから督促されるだろう」と予想する。気が重く、プレッシャーになるから、経理に「すぐに支払ってくれ」と伝える。結果として、Aさんは早く回収できるというわけだ。電話するという心理効果は大きい。
会社が小さいときには、この方法でもいいが、組織として大きくなったら、電話するのは、営業担当者ではなく、経理が行うほうが望ましい。感情がからまないで、事務的に淡々と、かつ、効率的にきっちり行うことができるからだ。
文責 山田 咲道 公認会計士・税理士
中央区の税理士 エース会計事務所 会社設立できる公認会計士 東京都
(一言)
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