■第219段 いかにして優秀な人を集めるか
(テーマ 従業員をうまく仕切る) 平成18年4月3日
●優秀な人は3%しかいない
「人は企業の宝」であると同時に、「人は企業のお荷物にもなる」。人の能力は中庸がなく、できる人かできない人しかいない。
ひとりの社員を採用して、20万円の給料を払うとすると、20万円×12カ月で240万円。それに社会保険料など含めると、1.5倍の360万円。パソコンを購入するのと比べると、数十倍の人件費がかかる。
優秀な人材であれば、その数倍働くが、能力がないとマイナス。社長の手間を煩わし、時間を奪ううえ、ストレスとなる。それだけ人の質の差は、大きいということだ。私は、優秀な人は100人のうち3人ぐらいしかいないと思っている。その3%の優秀な人というのは、人を動かすことができる人という意味であり、学歴は関係ない。スポーツ選手や芸能人を考えればわかる。
3%の優秀な人たちを採用するためには、まずは彼らが集まる場所を探すこと。採用する前に時間とお金をかけたほうが効率的なのは、明らかである。
●転職情報誌から、求人・求職サイトへ
以前、求人広告は出すのは「B-ing」「とらばーゆ」といった転職情報誌が主流で、1回出すと20万円。その20万円が出せない会社が多かった。「ハローワークではタダなのに、なんでそんなにお金をかけるのか?」という考えがあるからだ。
現在、それがネットにシフトしている。求職者にとって、求人・求職サイトの求人情報とリンクしている会社のホームページでくわしい情報を得たり、会社を比較したりすることが簡単なため、利便性が高い。逆にいえば、ホームページがない会社ではネットで求人募集をしても、意味がない。
もうひとつ重要なことは、求人・求職サイトは戦国時代ということ。以前は、「B-ing」とホームページをセットにしておけばそれで済んだが、いまは求人・求職サイト探しから行わなければならない。
紙媒体からネットに移行したことで、リクルートの寡占が崩れ、それ以外の会社にもお金が流れるようになった。求人・求職市場は、求人している会社がお金を払うというルールが確立しており、上場したエン・ジャパンなど、ベンチャー企業が群がっている。
求人・求職サイトの競争が激しく、企業にとっては、効率のいいサイト、良い人材が集まるサイトを見極めるのが、人事戦略のひとつになっている。
文責 山田 咲道 公認会計士・税理士
中央区の税理士 エース会計事務所 会社設立できる公認会計士 東京都
(一言)
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