■第238段 効率よくお金を使うために必要なこと
(テーマ 商売の王道を知る) 平成18年8月14日
●時間をかけて良質なものを選ぶ
効率的にお金を使うためには、社長が常に良いものを買おうという発想を持つことだ。良いものを買うためには、情報収集をしたり、感性を磨いたりすることが欠かせない。見る目がないと、良いものは選べないからだ。お金を使う際、このように時間をかけて良いものを選ぶと、その効果が何倍にも大きくなる。モノだけではなく、従業員の採用も同じことがいえる。
使うお金は同じでも、数倍の時間をかければ、その分の効果が確実に上がり、見えない資産づくりができる。そのため、重要な買い物は、社長自らが行うべきだ。従業員に買い物を任せたら、効果はその分薄くなる。
●女性的な感性を入れて差別化する
会社の印象を決定づける事務所は、時間をかけて立地が良く、安くて、新しくて、広い物件を選びたい。そのうえで、従業員が快適で効率良く働けるようにすることと、お客さんに「この会社に任せたい」という気持ちになるような営業ツールとするために創意工夫する。レイアウト、事務所で使う机やイス、応接セット、コーヒーカップなどにいたるまで、社長は気を配るべきだ(くわしくは、「第227段 決断するには整理整頓が欠かせない」を参照)。
男性は「あれば使う、なければ使わない」というモノに執着しない傾向にある。しかし、お客さんに出すコーヒーカップひとつとってみても、「あの事務所では、洒落たコーヒーカップで、おいしいコーヒーが出てきた」という印象が残る。モノを選んだ感性が効果になって表れるというわけだ。
効果を狙うことは男性的な発想だが、時間をかけてモノを選ぶという女性的な感性を入れることで、差別化になる。
なお、従業員に気持ちよく働いてもらうには、環境、昇給、給与、賞与、退職金などが大切になる。お金の使い方を効率化する上で、もっとも重要なテーマとなるため、第239段で、くわしく説明したい。
文責 山田 咲道 公認会計士・税理士
中央区の税理士 エース会計事務所 会社設立できる公認会計士 東京都
(一言)
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