■第291段 退職者が出るのを前提で組織をつくる
(テーマ 従業員をうまく仕切る) 平成19年8月20日
●従業員はいつ退職するかわからない
第290段で説明したように、10人分の仕事を10人で行っているギリギリの組織は常にリスクを抱えている。それぞれが転職や病気、交通事故、家庭の事情などさまざまなことで、いつ辞めるかわからない。
基本的には組織が大きくなると、いろんな要因が出てくる。ある企業では、ひとつの課で全員が旅行に行くのを禁止している。列車が脱線して全員が大ケガをして入院、あるいは飛行機が落ちて死亡するかもしれないというリスクがあるからだ。
リスク管理のためには、10人分の仕事を10人ではなく、11人、12人で行う必要がある。その分人件費は増えるが、辞める人のリスクのほうが経営していくうえで大きい。
●年度単位の採用計画を立てる
退職の申し出があってからでは優秀な人は採用できない。景気が良くなるに従い、優秀な人を採用するのは厳しくなる。お金や時間をかけ、募集の条件を整え、求人活動をする。採用試験をして教育。戦力となるまで、短くて3ヶ月、遅いと2〜3年はかかる。
年度単位の採用計画をきっちり立てて、組織に余裕を持たせることだ。いま採用する必要はなくても、近い将来出る退職者に備えるために採用する。業務拡大をするためには、きちんとした採用計画が不可欠だ。
文責 山田 咲道 公認会計士・税理士
中央区の税理士 エース会計事務所 会社設立できる公認会計士 東京都
(一言)
経営計画が、必要である。
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