■第344段 日本の会社経営では、なぜ成果主義が定着しないのか
(テーマ 大局から経営を考える) 平成20年8月25日
●給料体系には問題がつきもの
給料は、総額人件費をそれぞれの従業員に分配し、働いてもらうという考え方もできる。給料体系は、総額人件費を正しく分配(最適化)できれば、年功序列型でも成果主義型でもどちらでもいい。
その一方、どちらも問題を抱えている。年功序列の問題は、能力のない人でも年齢とともに上がり、給与が硬直化していくことだ。
●年功序列を採用している企業が多い2つの理由
年功序列をサポートしているのは、世の中であまりいわれていないが、労働基準法であり、年功序列にならざるをえないような法律の規制になっている。そのため、年功序列であれば、波風が立たないので経営的にはよく、社長が何も考えていないと、年功序列になる。
加えて、年功序列を考えるときに重要なことは、日本人には年齢が高い人のほうが給料は高くなるべきだという暗黙知があること。本来、給料は労働対価として支払われるものなのに、「年齢が高ければ給料が高くて当たり前」という空気があるため、結果として働きが悪くなり、日本の会社で成果主義が定着しないという理由にもつながっている。
文責 山田 咲道 公認会計士・税理士
中央区の税理士 エース会計事務所 会社設立できる公認会計士 東京都
(一言)
給料の支払は、幸せである。
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