■第371段 儲けの源泉「ブランド=付加価値」
(テーマ 優れた商品をつくる) 平成21年3月2日
●ブランドが落ちたら、収益力も落ちる
三菱自動車は2000年のリコール隠し、2002年には大型車タイヤ脱落事故の虚偽報告事件と不祥事が続いた。そして、2005年3月期の決算は4,747億円という過去最悪の赤字。2008年3月期は347億円の黒字と回復しているが、国内事業の黒字化はいまだ実行できていない。
ブランドが持っている付加価値を喪失したら、収益力が落ちるのは当然のことで、付加価値は儲けの源泉だ。原価1万円のバッグが店舗では売れるのは3万円だが、ブランド力があれば10万円でも売れる。付加価値の7万円を喪失したら、維持はできても、儲からない。
●ニセものを排除するのもブランディング
スーパーでは売れるリンゴは100円だが、千疋屋ならばリンゴは1,000円でも売れる。「松阪牛」のような「地域名+商品名」として地域ブランドの商標を取得し、「○×リンゴ」が高級品として知られるようになれば、千疋屋では1,000円以上で売ることができるだろう。
ただし、ブランドの知名度が高まるにつれて出てくるのがニセものだ。岐阜の飛騨牛、秋田の比内地鶏など偽装が相次いだ。
一流を目指した努力とともに、ニセものを排除する──。地道に2方向のブランディングを行っていないと、経営は安定しない。経営が安定していれば、大きなお金をかけて、大きい効果を狙うといったことができる。
文責 山田 咲道 公認会計士・税理士
中央区の税理士 エース会計事務所 会社設立できる公認会計士 東京都
(一言)
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