■第402段 いまの貢献度を評価する「成果主義」
(テーマ 大局から経営を考える) 平成21年12月21日
●成果主義vs年功序列
第401段で「会社の最大の目的は給料を払うこと」だと書いた。この目的をきちんと果たすには、年功序列ではなく、一生懸命働いている人が、きちんと給料をもらう成果主義の導入が相応しい。これによって、企業の成長を促すことができれば、総額人件費は大きくなる。成果主義は総額人件費を下げるものというのは、大きな誤解である。
それでは、成果主義と年功序列の会社が競争をしたら、どうなるだろう。部長以下みんなが毎日必死でやっている会社に、朝、出社して新聞を読んでいる部長が1000万円の年収をもらっているような会社が勝てるわけがない。
●いまは70の実力でも100にすればいい
会社は100の力の人間ばかり集まっているわけではなく、100を発揮しているAがいれば、90の力のB、80のC、70のDもいる。いろいろな人が協力して仕事をしているわけで、会社として考えれば、いまは70のDでも、3年後、5年後に100の力にできるのが理想的だ。このように全体のレベルの底上げをすることで、会社の力も強くなっていく。
人間は急に成長せず、段階的に伸びていく。成果主義は、いまの貢献度で評価するものであり、本人のもともとの実力と努力、そして上司の手腕にかかるところが多いが、これを長いスパンで成長を後押しできる給与配分にすることが大切である。
文責 山田 咲道 公認会計士・税理士
中央区の税理士 エース会計事務所 会社設立できる公認会計士 東京都
(一言)
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