■第423段 売掛金の滞留に潜む社内の問題
(テーマ 売れる営業になる) 平成22年11月1日
●督促をしているか
売掛金の回収管理はリスクマネジメントとして重要であり、大企業では、管理部が機械的にやっているところが多いが、中小企業では軽視されがちだ。お金にルーズな社長だと、支払期日を守らないなど、お客さんの質が支払いで判断できる。
売掛金は約束の日から1日でも遅れたら、滞留である。25日払いで、30日に入金になる会社は、あぶないサインが出ている。5日以上遅れているのに、翌月になっても督促しないような会社は、ひどい状態であり、体制を整える必要がある。
●品質を良くして価格を下げる
お金の回収は商取引の最後であり、社内の問題が隠れていることが多い。たとえば、品質不良でお客さんが怒り、「こんなの払えるかよ」といっているのに、上司に怒られるのが怖くて報告できずに、ひとりで悩んでいる人。「督促しました」というだけで、1カ月遅れることを上司に報告しない人……。
滞留しているのは、品質が悪いのか、納期が遅れているのか、営業が請求書を出していないのかなど、社内で徹底的に追及していけば、改善できる。売掛金の回収管理の具体的な方法は、管理部門が売掛金の未入リストの一覧をつくって、入金をチェックし、期日までに入っていなければ、「督促してください」と営業担当者に指導していく。経理部が機械的にFAXなどで督促をするのでもいい。
文責 山田 咲道 公認会計士・税理士
中央区の税理士 エース会計事務所 会社設立できる公認会計士 東京都
(一言)
回収を考えない仕事は、仕事になっていない。
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