■第514段 リクルート力をランクアップする決め手
(シリーズ 人事を学する) 平成26年8月18日
●ホームページは疎かにできない
会計事務所を含むサービス業にとっては、人が商品である。いくら多くのお客さまが存在しても、担当制で売上を担う内部の人間がきちんとしていないと、事務所の存続は時間の問題となる。何でも引き受ければ利益は生まれるが、一人では到底回していけない。
少なくても5年から10年は事務所にいて実績を作り、自信をつけて、継続か独立かを考え、選択できる人でないと、採用してはいけない。そういうレベルの人たちをどれだけ採用できているか。以前は、期間を限定した苦しいリクルートの状態だったから、うちの事務所はごちゃごちゃしていたのだ。
なぜ、リクルート力をグレードアップできたかというと、ホームページの力が大きい。始めてほぼ1年になる「たんぽぽブログ」など、当初は年に1回のリクルートの応募者を想定して作っていたが、通年採用に変わっても、それが力を発揮する。エース会計事務所のホームページはグーグルのページランク評価5なので、営業的な問い合わせの電話が頻繁にかかってくる。ホームページがそれだけの力をもっているわけで、長年力を割いた甲斐があった。
●リクルート力アップのポイント
リクルート力をつけるために、次に必要なのは魅力的なキャリアプラン、求人条件だ。金銭面だけではなく、うちの事務所の魅力は自分が公認会計士であることや八重洲に事務所があること、フレックスタイム、週休2日、社会保険、税理士試験を受けるための全面的バックアップなどが挙げられる。ほかにもカジュアルであるとか野球部があるとか、楽しい社員旅行があるとか、いろいろな要素を備えている。万人に対してメリットを出すことは難しいので、特定の条件をクリアすればそれでよい。
フレックスタイムも週休2日も社員旅行も、実現するのはたいへんだ。嘘があってはいけないので、残業が少ないと明示するのにも慎重になる。ホームページもブログも1日ではできないから、一つ一つの事実を積み上げていかなければならず、長い時間がかかる。
さらに、リクルートに対する会社全体の意気込みも重要である。従業員すべてに気合が入っていると、問い合わせへのレスポンスから営業トークまで、全部変わってくる。特に電話での対応に意気込みは如実に現れるだろう。
エース会計事務所はもう20年続いている。社歴も長く、規模感も適正だから、信用度が高く、質のいい顧客がいる。各業界にちょっとしかいない、何社からも内定をもらうような一握りの人が来てくれることが「企業力」である。
文責 山田 咲道 公認会計士・税理士
中央区の税理士 エース会計事務所 会社設立できる公認会計士 東京都
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