■第533段 加齢に打ち勝つ
(シリーズ 心知体を究める) 平成27年7月6日
●能力は年齢とともに衰える
今年、いよいよ51歳を迎え、いろいろと思うところがある。
自明のことだが、人間は生物なので年をとれば衰えていく。私も30、40、50代になり、これから60、70、80代になっていくわけだが、正直だんだん疲れてきているという自覚がある。特に「年だなあ」と感じるようになったのは40代後半からだろうか。体力的にも気力的にも疲れを覚え、このまま60歳までいい仕事ができるか心配だった。それが最近、絶好調になり、この先もがんばっていけると思えてきた。なぜ調子がよくなったのか。
世間にはいわゆる「心技体」という言葉がある。言うまでもなく、心と技と体を指す。それが、自己流に言うと「心知体」となる。心と知力と体力である。この3つが大切だと気づいたときから、調子がよくなってきた。
人間は年をとると物理的、生物学的に「心知体」の能力がいずれも衰えてくる。心は不変的な部分もあるが、少なくとも知力と体力は落ちていくので、このふたつを維持していくことが重要だ。特に経営者の場合は、仕事をクリエイティブにやるために、つまり、創造力を発揮するために、心と知力と体力をバランスよく高め、保持していくことが極めて大切となる。それぞれのバランスがとれていることがポイントで、どれかひとつが欠落してもいけない。
●まずは心を鍛え上げる
知的な部分の方向性は心に支配されているため、まず心をきちんと鍛えていく必要がある。私はいま51歳で、社会的なステイタスもお金もあり、友だちも多い。そうした場合に、何を行動規範として仕事をやっていくべきか。いろいろな考え方がある。たとえば、お客さまを躍進させ、友だちを大切にし、社会に貢献するという考え方がある。一方、お客さまを食い物にして従業員からも搾取し、ひたすら金儲けに邁進するという、まったく逆の背反する考え方もある。
お釈迦さまや孔子、イエス・キリストも説いているが、自分の能力や存在自体を正しい方向に向けるためには、心を洗練していかなくてはいけない。知的な部分を支配している心を最初にきれいにしなくてはならないということだ。
本を読む、ご先祖のお墓詣りをする、友だちを大切にする、社員を大切にする、いい仕事をする、など、鍛え方にはいろいろある。それにしっかり取り組む必要がある。
文責 山田 咲道 公認会計士・税理士
中央区の税理士 エース会計事務所 会社設立できる公認会計士 東京都
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