■第580段 年齢が高いほどストレスが必要
(シリーズ 自分の物差しを持つ) 平成29年6月19日
●身体が衰える分、もっとやる
若い頃は怖いもの知らずで、膨大な時間と根性と体力があった。しくじるかもしれなくても、その場でベストを尽くしたものだ。やらないよりもやって間違ったほうがいい。無理にでもやるべきことをやっていかないと道は開けていかない。
いま50歳を過ぎ、60歳に向かう途上で、「もう年だから適当に養生してください」と周りから言われるようになった。正直、自分でもそう感じることがあるが、本当にそうしたら、どんどん楽な方向に流されていく。年で身体が衰えていく分、もっとやらなければならない、というのが私の価値観だ。
できるところまで野球を続けたいと思っている。若者より練習量が減り、あまり上手ではない上に衰えていき、「年寄りなんだから休みましょう」となった瞬間にダメになることが目に見えている。逆に、若い人よりはるかに練習しないと維持ができない。
中学高校から野球をしている20代と打率を争うのはきつくて大変だが、怪我が怖いから無理をしないと思うとスポーツなどできない。「フルマラソンなど論外、年寄りは労わりましょう」と甘やかされるような風潮はおかしい。
●使わなければ退化する
1日1万歩ではなく1万5千歩歩き、100球ではなく150球投げる。年をとったから減らすのではなく、無理してでもストイックに年齢分を増やしていかないと衰えていく。衰えることをよしとする考えはまずい。人間は基本的に重力に逆らって生きている。重力に従うと寝たきり老人になってしまう。60歳、70歳になったら仕事を引退して楽チン人生を送るなどという価値観は成り立たない。
頭は使わないと退化してどんどん悪くなり、歩かなければ足腰が弱くなる。「体調が悪いなら寝ていてください、無理はやめましょう」と医者は言うが、ある程度ストレスをかける人生を自分でチョイスして実践していかないと、健康を維持できず、寿命が短くなる。年齢が高くなればなるほどストレスが必要なのだ。
自分で自覚し、緊張感を保つ。たくさんお金を持っている人が朝からフル回転で働くには、それなりのポリシーがないとできない。
自分がやるべきことをしっかりとした自分の物差しを持ってやっていく。いろいろな人の意見や価値観を受け入れて自分に合ったものをチョイスしていく。人と同じである必要はないが、一定の方向性はある。それは、人の役に立つ、社会に貢献するということだ。そこに集約されていく。そのために健康を保ち、仕事をがんばらないといけない。
文責 山田 咲道 公認会計士・税理士
中央区の税理士 エース会計事務所 会社設立できる公認会計士 東京都
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