■第585段 パフォーマンスを発揮する
(シリーズ 自分の物差しを持つ) 平成29年9月4日
●成果を出してこそ仕事
仕事をただ漫然とやっている人もいるし、きちんとやろうとしている人もいる。上司から部下に「何かしろ」と命じられたときの結果、あるいはお客さんから「何かしてよ」と依頼された場合の結果をきちんと出していくことが非常に重要で、そういう物差しを持てないと、仕事はうまくいかない。評価される仕事をして、成果を出すということだ。
例えばコピーひとつとっても、人によっては曲がっていたり薄かったり濃かったりきれいだったりとさまざまだ。どれもコピーをとるという行為に変わりはないが、すぐに対応する、まだやっていない、そのうちやりますなど、仕事のパフォーマンスが人によって違う。依頼に対して素早く正確にパフォーマンスを出せないと指示が積み上がっていってしまう。きちんと考えて仕事をしない相手には、まともに指示もできなくなり、本人自身が成長していけない。
●即時に正しく判断できる訓練を積む
どんな会社でも、管理職になるということは人間的価値が上がっていくということだ。いろいろな局面でよりグレードの高い、しっかりした判断ができなくてはならない。例えば戦争中なら、毎回本部に問い合わせして指示を仰ぐわけにはいかないだろう。インテリジェンスを上げ、現場で常に正しい判断が即時にできるように訓練して積み上げていくという自覚がないと難しい。指示を待つだけでは、結果が出ない。結果を出さない人に、高い給料を払うことができるだろうか。
持つべき価値観は決して自己中心的なものではなく、「朝は元気よく挨拶しよう」など、一定のところに帰結していく。不機嫌な態度は対人関係でマイナス要因となるだけだ。
欠点を人に指摘してもらうことは、実はとてもラッキーなことである。世間は冷たく、みんな忙しいので、通常は人のことなど気にしていられない。せっかく指摘してもらっても、直さなければ2回目はない。上司なら管理職として仕方なく指導するが、自分の部下でなかったらまず言わないだろう。言ってくれることのありがたさがわかれば、感謝もできるようになる。
取引先、売り先、仕入先、社長と部長など、立場が違えばいうことが違う。50歳と20歳など、年齢によっても異なる。すべてを受け入れる必要はなく、そのなかから貴重な価値観を見極め、洗練し、確信に変えていく努力をしないと行動できなくなる。
文責 山田 咲道 公認会計士・税理士
中央区の税理士 エース会計事務所 会社設立できる公認会計士 東京都
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