■第590段 不快な思いをさせないために
(シリーズ 従業員をうまく仕切る) 平成29年11月20日
●身だしなみを清潔に保つ
女性を不快にさせないためにまず大事なことは、清潔にすることだ。女性は不潔な人を一番嫌う。お風呂に入っていない、臭いがする、シャツが汚れてきちんとしていないなど、不潔にしているというだけで、セクハラになりかねない。頭髪を整え、身だしなみに気をつけるのは基本中の基本である。他にも、体をじろじろと見る、近くに寄りすぎる、迷惑なメールを送るといった行為を女性はセクハラの構成要素と捉えているという。
では、何が迷惑なメールか。例えば、1対1で飲みに誘うこと自体には何ら問題がない。人間である以上、気の合う異性の同僚と一緒に食事をしたいと思うこともある。それが社内恋愛につながることもあるだろう。その可能性を排除してしまうのはおかしい。
食事に行ったりお酒を飲んだりするのに、相手の都合をきちんと聞き、「ダメなら断ってくれてもいい」という感覚で誘うなら問題にならない。
「飲もうよ」と誘って、「いやよ」と断られたら、「はい、そうですか」と引き下がればいいだけだ。断ってもかまわないというスタンスで誘うのが鉄則だ。
●断る余地を持たせる
断るという選択肢のないお誘いのメールは当然、迷惑である。強要するような内容も控えるべきだ。やんわり断られたときに、「じゃあ、いつならいいの」などと、繰り返し迫ってしつこいのも論外だ。
また、「女性は嘘つきな部分があるから、本当に断っているのかわからない」「行きたいなら遠慮する必要はないのに」など、相手が断った真意を自分のいいように解釈してしまうこともあるかもしれないが、仕事上に恋愛の駆け引きのようなものは一切ない。結婚したい男女のプライベートな関係ではない限り、女性が恋愛の駆け引きをしていると思ったら大間違いだ。額面通り受け取り、事務的に対応すればいいだけである。
社員同士が何も会話を交わさないような、コミュニケーションのないギスギスした会社になってしまうのは避けたいものだ。誘うのもコミュニケーションの一環なので、「断られてもOK」というオフィシャルな態度をとればいい。相手が喜んでくれそうなところに誘えば問題は生じない。
相手がいやだと思うことをしないためには、ひたすらアンテナを立てておくしかない。相手の気持ちを考え、不快だと思われないよう、意識して付き合っていくしかない時代である。コミュニケーション力を発揮し、言われなくても察しなくてはいけない。それもサラリーマンに必要なスキルになってきたのだ。
文責 山田 咲道 公認会計士・税理士
中央区の税理士 エース会計事務所 会社設立できる公認会計士 東京都
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