■第592段 きっぱり断る勇気を持つ
(シリーズ 従業員をうまく仕切る) 平成29年12月18日
●婉曲なお断りが通じない相手もいる
女性の多くは、はっきりNOと言わずに断ろうとする。相手をできるだけ傷つけたくないからだ。また、断ったあとに仕事がやりにくくなると思えば、心底いやでも本当のことは言いにくく、我慢してしまう。
しかし、女性のこの分かりづらい態度がセクハラの重要な論点となる。「都合が悪い」「ぜひ、みんなも一緒に」「当たり前のことをしただけなのでお礼は辞退したい」などという理由で、二人で会うことを柔らかく拒否しても通用しない相手がいる。
男性は20代のころは麻雀やパチンコ、サッカーなどをして明け暮れ、女性の方がしっかりしているものだ。30代でやっと男女が同格になり、40代に入ってようやく男性の方がリードできるようになる。
口説かれることが多い女性に対し、男性は口説く側なので、経験不足の人が多い。常に相手の気持ちを推し量って異性と接していかなければいけないが、恋愛下手な男性は男女の機微がわからない。もし、本当に都合が悪いだけなら、断りの文面に、「その日は都合が悪いけど、この日はいかがですか」と、女性側から代案が示されるはずである。
●毅然とした態度で断る
社内のセクハラのアンケートに、「ここまで書くのは細かすぎるかも」「大事になってしまったら気まずい」「こんな些細なことで相手が処分されたら責任を感じる」などと考え、実態を正直に伝えない女性も多い。潜在的にセクハラがなくならない要因だ。自分の仕事のやりやすさなどと秤にかけて、うやむやにしてしまう。女性からはっきりと拒絶されないことで、男性側は自分がセクハラのような行為をずっと撒き散らしていることに気付かないという弊害もある。
女性は年上との付き合いでコミュニケーション力を培っていく。誘いのメールが1通来ただけでセクハラだと大騒ぎしてしまう女性もなかにはいるかもしれないが、誘われなれている女性はあしらい方やかわし方を知っている。円満に断るすべを知っていれば、セクハラに発展する前に防げる場合もある。
しかし、いよいよ許容範囲を超えるところまで来たら、婉曲な表現ではなく、はっきりと断らなければならない。口頭で伝えられなければ、きっぱりと断りの手紙やメールを出す。はっきり断るのには勇気がいるが、毅然とした態度をとる必要がある。
文責 山田 咲道 公認会計士・税理士
中央区の税理士 エース会計事務所 会社設立できる公認会計士 東京都
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