■第623段 資格取得や副業に挑戦
(シリーズ ブラック問題を考える) 平成31年4月15日
●若いときは勉強が大切
家から出たくない、飲み会に参加したくない、お酒は飲めません、そういう人が増えている。家に帰って一人でドラクエに励む。それでは枯れていく一方だ。
我々会計事務所の業界でも、料理人の世界でもそうだが、職人の世界はある一定量をこなさないと一流になれない。9時5時のなかで一定量やることは、絶対に不可能だ。私としては9時5時残業なしの職場を一生懸命つくりあげ、アフターファイブに勉強して充実した時間を過ごしてもらえるようにしたいと心がけている。
もっと言ってしまうと、副業でもいい。知識獲得の意味で、副業は必ずしも悪いものではない。コミュニケーション力も向上する。副業を禁止している会社も多いと思うが、副業・兼業の推奨にはやや抵抗があると慎重な姿勢を見せていた経団連が、副業・兼業の容認に方針転換すると昨年末に報じられ、注目が集まっている。
生活が荒れる水商売は望ましくないとして、トレーニングジムのインストラクター、料理教室の先生など、なんでもいい。以前、うちの事務所で働いていた職員はアロマセラピストだった。教える立場の先生にならなくても、習って勉強をするだけでも価値がある。
●できれば資格を取る
スキルアップするには、資格取得を目指すことが最も効果的だ。だいたい何の仕事にも業務に関連する資格が必ずあり、取得すれば給料も上がる。勉強になるうえ給料も上がれば一石二鳥だ。語学などでもかまわない。上にいこうと思ったら、資格を取るのが有効な手段の一つだが、ブラックな職場に流されると、勉強もできず、資格も取れない。
有資格者にならないと、構造的に役職が上がらない会社も多い。建設業系などでは確実に資格者が求められている。例えば、公共工事を元請として受注したい建設業者が受ける必要がある経営事項審査(経審)では、その建設業者の完成工事高、資格者の数、財務状況などがあらゆる数字をもとに点数化され、公共工事への入札はその点数で判断されるからだ。資格者となることには大いに意味がある。
資格でも副業でもいいので、スキルをしっかり磨いていくことが大切だ。
文責 山田 咲道 公認会計士・税理士
中央区の税理士 エース会計事務所 会社設立できる公認会計士 東京都
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