■第643段 コミュニケーションスキルを訓練する
(シリーズ 仕事の順番) 令和2年3月2日
●相談や指示はタイミングが大事
電話やメールと違い、相談や指示という社内のコミュニケーション系は、特定の人がいないとできない場合がある。例えば、うちの事務所の場合、報告や相談、スケジュール管理も含め、所長の私が出かけた後はもうできない。私が午前中にしか事務所にいないなら、その時間内に相談する必要があるが、メールと段取りをしている最中にいきなり相談されても迷惑だ。その場合、いつ相談できるかを朝一で確認しなくてはいけない。
自分自身のリスクヘッジとして、「11時ぐらいに出かけるから、何かあるなら早めに言ってくれ」と所員に告げるようにしている。しかし、そこまでやると本人たちが甘えてしまって頭を使わず、行き当たりばったりのクセがいつまでたっても直らない。
夕方5時になってから「郵便を出してくれ」と事務局に指示するような税理士は、まさに行き当たりばったりで仕事をしていて、何回たしなめても直らない。「所長はいつも5時に帰っていいでしょうけど、私は夜遅くまでがんばっているんです」と言うが、それはシングルタスクだからだ。一個ずつしか仕事を進行していない。結果をアグレッシブにとりにいくのではなく、「一生懸命がんばっている」だけだ。途中で頓挫することも多いし、最後までやれたとしても非効率である。コミュニケーションをないがしろにした結果だ。
●訓練で洗練させていく
私の場合は、同時にいくつもの仕事を並行してやっているから5時に帰れるが、一個ずつなら毎日残業しないと仕方なくなる。前述の税理士は要領が悪いだけなのだ。仕事は自分のところで止めてはいけない。周囲とのコミュニケーションがガタガタで、夕方5時に郵便を出す依頼をしたら、間違いなく部下がブラックになる。
必要なのは訓練だ。私自身も少しずつ磨いてきたスキルなので、税理士も事務局スタッフもパートさんも含め、徐々に上げていくべきである。訓練により、どんどん洗練されていく。やる気がなければ、差が拡大していくだけだ。すぐに100パーセントになることは難しくても、だんだん洗練されていけばいい。私にもできないことが多々ある。大事なのは意識だ。しっかりとした理屈を持ち、着実に実践していくことが非常に重要である。
文責 山田 咲道 公認会計士・税理士
中央区の税理士 エース会計事務所 会社設立できる公認会計士 東京都
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