■第706段 株の柄銘選択と購入価格の目安
(シリーズ バリュー株投資のススメ) 令和4年10月17日
●具体的なオススメ銘柄
配当利回りが高く、株主優待があり、ヤフーファイナンスの掲示板が活況な銘柄が私のオススメだ。具体的にいうと、オリックス(8591)、KDDI(9433)、日本電信電話(NTT・9432)などが挙げられる。オリックスは株主優待廃止を5月に発表したが、令和6年3月までは継続する。
マイナーだが、配当利回り4.35%のめぶきフィナンシャルグループ(7167)も魅力的だ。100株で2万5000円ほどと安く、NISAの残り枠を有効利用できる。継続保有1年が必要だが、株主優待をもらえる最低数(1000株)で、2,500円相当の特産品をカタログから選べる。充実度の高い株主優待なので、買い増していくといい。
株価が上がりすぎたせいで、KDDIやNTTの配当利回りはそれぞれ3.01%、3.04%と下がってしまった。三井住友フィナンシャルグループは配当利回り5.46%だが、株主優待はない。配当利回り7.10%と高い淺沼組(1852)も株主優待はないが、再来年までの配当予想をすでに363円、373円と発表していて安心できる。
配当性向(PER×配当利回り)は小さい方が安定配当だ。PER11.62倍のNTTは配当性向36%、PER14.51倍のKDDIは45%で、NTTの方が余裕があることになる。
●現在額−配当×2倍で指し値注文
相場にはいろいろな要因が絡むので、分析ばかりしていると、いつまでたっても購入できない。私のオススメの指標で、できるだけ安く買えばいい。チャートを見て、購入可能な金額を1か月ほどの長期で指値注文するのだ。指値の目安は「現在額−配当×2倍」。2年分の配当を先取りする。買いたい銘柄は毎月、1か月分指値し直す。
例えば、めぶきフィナンシャルグループの株価が254円、配当が11円だとすると、254-11×2=232円で指値をする。滅多に買えないが、年に何回かは設定ラインまで落ちるので最低金額で買える。こうでもしないと、下がったときでさえ、もっと下がると思うから当日買いできない。リーマンショックやウクライナ情勢のようなわかりやすい暴落ではなく、銘柄ごとの個別事情で下がったときにも有効な手法だ。
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※投資にはリスクが伴います。ご自身の判断で行ってください。
※株の情報は令和4年6月12日現在のものです。
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文責 山田 咲道 公認会計士・税理士
中央区の税理士 エース会計事務所 会社設立できる公認会計士 東京都
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