■第734段 禁煙とiDeCo加入で節税する
(シリーズ 個人の財産形成) 令和5年12月18日
●たばこは税金を吸っているようなもの
収入を増やすためには残業や副業などの方法がある一方、支出を減らすためには固定費の見直しや節約が必要だ。
お金を貯めたいなら、たばこだけは絶対にやめた方がいい。たばこは食料品などのような生活必需品とは異なる特殊な嗜好品として、61.7%という高額な税金を負担している。税金を吸っているようなものだ。
給料1,000円のうち、国民負担率50%で500円、さらに一箱平均500円くらいのたばこの6割の税金300円を徴収されると、1,000円から1箱につき800円を国におさめていることになる。たばこは肺にも周りの環境にもよくないし、百害あって一理なしだ。ビールも47.5%と酒税等負担率が高いが、たばこ税の比ではない。たばこを吸っていなかったら、車1台を買えるといわれる所以である。
●iDeCoで税制優遇を受ける
生命保険には通常の生命保険と年金保険の2パターンがある。生命保険は死亡や病気、ケガ、介護に備えるものだ。生命保険会社にお金を預けて運用してもらい、その企業が潰れずに存続していたら、60歳以降に年金をもらえるのが個人年金だ。
iDeCoは自分で商品と金額(掛金)を決めて毎月積み立てて運用し、資産を形成する個人型確定拠出年金で、60歳以降に一時金または年金を受け取ることができる。
両方とも老後に備える保険だが、生保や年金は5万円しか所得控除がない。iDeCoの掛金は所得控除の対象なので税制上のメリットがあり、運用益には税金がかからない。
iDeCoは効率的に老後資金を作ることができる最適な私的年金制度だ。証券会社や銀行で開設できるので、バリュー株投資をしている証券会社を選ぶといいだろう。投資信託や株式に投資でき、eMAXIS Slim(イーマクシススリム)などの人気のファンドシリーズは、iDeCoでもつみたてNISAでも投資信託でも扱っている。
iDeCoは原則60歳になるまで引き出せないが、生命保険や個人年金も同じようにおろすことができない。そもそも、老後の資金に手をつけるのはもってのほかだ。
文責 山田 咲道 公認会計士・税理士
中央区の税理士 エース会計事務所 会社設立できる公認会計士 東京都
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