■第742段 オリジナルメニューで他社と差異化
(シリーズ 福利厚生費を学する) 令和6年4月15日
●特殊休暇を潤沢に付与
一般的な福利厚生の例として、住宅・通勤・家族手当や社員食堂、健康診断や人間ドックの受診料、企業型確定拠出年金(401k)などが当てはまる。福利厚生サービスを専門としている企業へのアウトソーシングを導入する会社もあるだろう。
スポーツクラブの利用割引も効果的だ。法人会員契約しても大した金額ではなく、パフォーマンスが高い。ただ、スポーツクラブは年齢や立場で利用状況に差が出る。
軽井沢などに保養所を持つ会社もあるが、部屋数が少なく使いたいときに埋まっている、電車やタクシー利用が面倒など、意外と使いにくい側面もあるようだ。
うちの事務所の特徴のひとつは休みが多いことだ。
自由に有給休暇を取得できるうえ、年末年始、ゴールデンウィーク、試験休暇に加え、秋休みといった特殊休暇を付与している。一昨年の年始は1月6日まで休みだった。もっとも、少し長すぎて事業にさし使えたので、昨年からは5日スタートにすることにした。
●オリジナルのスキルアップ制度
ノー残業、毎月の食事会、毎年の社員旅行、退職金制度、保険加入などのほか、うちの事務所独自の福利厚生のユニークな制度として、お花のレッスンを奨励している。
月に1度、1回5千円のお花のレッスン代を会社が負担する。レッスンには事務職員の女子なら誰が行ってもよく、毎回行けば当然、上達していく。隣のビルの1階に花屋があるので、好きな花を選んで買ってもらう。備前、やちむん、ガラスなど、私が趣味で集めた50個ほどの花器を使って、玄関に飾る花を毎日活けてもらうことで実践を積む。味わい深い花器は花を引き立て、活けやすいので、あちこちで花器を求めている。
お花を毎日活け直すことは心の癒しになり、その「華道」が女子所員に喜ばれている。ささやかなことでいいから、従業員をいかにラッキーさせるかに気を配っている。
資格取得や語学勉強の支援、自己啓発、ダブルワークなど、本人のスキルアップに繋がる、うちの事務所ならではの制度を充実させれば他社との差異化になり、従業員満足度の向上が期待できる。
文責 山田 咲道 公認会計士・税理士
中央区の税理士 エース会計事務所 会社設立できる公認会計士 東京都
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