■第210段 従来の「体育会系」会社は通用しない
(テーマ 従業員をうまく仕切る) 平成18年1月30日
●集団から個の時代
いまは集団ではなく、個の時代だ。スポーツであれば野球など団体競技よりも、好きなときに自由にできるテニスやゴルフなどが好まれる。
一方、プロ野球の人気も低迷。プロ野球テレビ中継の視聴率が下がっているのに対し、サッカーは人気だ。サッカーやラグビーは、選手が自分たちで判断して動き、試合のテンポが速い。時代が速くなり、野球のテンポが合わなくなっているのも人気低迷のひとつだと考えられる。
プロ選手たちを見ても、野球よりもサッカーのほうが外見からして個性的な選手が多い。
会社も勝つためのチームである。個の時代には、サッカーやラグビーのように、有能な新人を採用して、それぞれが考え、行動できる社員を育てていかなければならないといえる。
●いわゆる「体育会系」会社の2つの弊害
第209段で説明した中日・落合監督が嫌った体育会的雰囲気は、「体育会系」と呼ばれるような会社でいまだに残っている。社長が「みんなでがんばろう。エイエイオー!」と頻繁に檄を飛ばし、社長の指示・命令が絶対で、上下関係に厳しい縦組織である。
この大きな弊害は、社員それぞれの個性を殺すことになること。将来的な可能性をつんでしまい、創造的な仕事ができないばかりか、会社を支えられる人材が育たず、先細りになる。
次に、有能な社員を採用しにくいこと。能力をもっている個性的な若者は、「体育会系」な会社を好まない。
個性的な若者を使っていくためには、社長が考え方や人の使い方を変える必要がある。もちろん、指示・命令はするが、個々人の個性を活かせる環境を整えること。経営者の役割は、個々人が統一的な意志の元に、ひとつの目標に向かって個々人が能力を発揮できるようにすることである。
文責 山田 咲道 公認会計士・税理士
中央区の税理士 エース会計事務所 会社設立できる公認会計士 東京都
(一言)
自立の時代だよ。
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