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■第378段 「頭が良い」から「地頭が良い」に変わってきた
（テーマ 従業員をうまく仕切る） 平成２１年４月２０日
●自惚れの弊害
世の中は奥深く、繰り返しになるが偏差値という10年間ぐらいの勉強の数字で人間を評価するのは、間違いである。「頭が良い」と自惚れていると、上司に相談しないで独断で勝手に行動する。相談しないで行うことが問題であり、危うい。素直でないうえ、他人がわかるように丁寧な説明もしないから、上司や部下が支えない。苦労しながら、素直さを身につけるしかない。
最近では、仕事ができる人を指すのに偏差値が基準になる「頭が良い」ではなく、“地頭”が良い、人間力が高いなどと表現されるようになってきた。
●「気持ち良く」仕事をしてもらう
人を使うのは簡単にはできない。管理職にもっとも大切なことは、「どれだけ気持ち良く仕事をしてもらえるか」であり、「気持ち良く」が肝心だ。部下の仕事に対して、文句をいって直させたら、気持ち良く仕事ができない。文句ではなく、「やってくれてありがとう」といって勝手に直せばいい。これが管理職の３つのスキルのうちの部下のフォローだ。
人間はそれぞれ個性をもっているから、管理職は部下の個性を生かせるかどうかにかかっている。管理職の残り２つのスキルである「部下の器に合った仕事を調整する」「部下の能力を伸ばすための教育」がうまくできれば、部下は「気持ち良く」仕事ができる。
文責 山田 咲道 公認会計士・税理士
中央区の税理士 エース会計事務所 会社設立できる公認会計士 東京都
（一言）
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