■第379段 総論賛成、各論反対
(テーマ 従業員をうまく仕切る) 平成21年4月27日
●労働契約に反する行動
コストダウンコンサルティングを依頼されたお客さんの会社を訪れると、2つの共通する点があると先に説明した(第362段 従業員の心が社内の状態に表れる)。ひとつは社内が汚いことであり、もうひとつが総論賛成、各論反対である。ここで問題なのは、日本特有の悪しき伝統であることだ。
日本人が当たり前にもっている感性だが、会議で決まったことに対して、真面目に取り組まない従業員がいれば、会社は蝕(むしば)まれる。
会社の指揮監督に従うことに対して、給与を支払うのが労働契約であり、会議で決まったことを行わない従業員は給料泥棒だ。給与泥棒が会社にいればいるほど、儲からなくなる。
●社長の指示・命令が通らない
総論賛成、各論反対を代表する事柄は、社長の指示・命令が通らないことだ。組織が大きくなるほど、伝言ゲームの参加人数が増える。「第243段 製品・商品・サービスの結果にすべてが表れる」で触れた「黄色をベースにしたデザインの製品を作ってくれ」と社長が指示したのに、できた製品を見ると、緑色になっていたというのは、途中で指示が変わった例だ。
従業員が10人ぐらいだと社長の目が届くが、30〜50人を超えると細かいところまで目を光らせていられない。赤字会社では、先のように指示・命令と結果が異なる、あるいは何もしていないということが日常的に起きている。
文責 山田 咲道 公認会計士・税理士
中央区の税理士 エース会計事務所 会社設立できる公認会計士 東京都
(一言)
きちんと仕事をしない者は、給与を貰う資格は無い。
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