■第409段 会社経営を導くコーポレートアイデンティティ
(テーマ 従業員をうまく仕切る) 平成22年4月5日
●人の集合体としての会社
社長が人事部長に「来年の採用はこのように頼むな」といっても、実際に仕事をするのは従業員である。たとえば新人採用で多くの応募者の中から選ぶのは、人事部長ではなく、人事課長である。従業員はみな社長のいうとおりに働きたいと思っているが、指示は伝言ゲームのように伝えられるため、その意図がわからないと判断を間違えやすくなる。
会社は人の集合体であり、個々人はいろいろな考え方をする。集合体として力を発揮するためには、「どのように働くか」という正しい考え方、方向性が必要だ。それを表すのがコーポレートアイデンティティであり、その中でもっとも大切なのが経営理念だ。末端の従業員まで、経営理念が浸透されていれば、現場で判断を誤ることが少なくなる。
●社長はくり返して強い信念を伝える
優れた社長は、「会社をこのように導きたい」という経営理念や行動理念を何度もくり返し語り、従業員に染み込ませていく。経営理念は、社長の思いを伝えるような力強い言葉で、いつまでも朽ち果てず、従業員と価値観を共有できるような言葉であるべきだ。
社長がカタカナばかりを使い、「これをあなたたちの現場に、どういう意味かを翻訳して伝えろ」と部長にいうのでは、まったく役に立たない。
文責 山田 咲道 公認会計士・税理士
中央区の税理士 エース会計事務所 会社設立できる公認会計士 東京都
(一言)
社長の心を理解させるのは、容易なことではない。
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