■第413段 管理が利益を生む
(テーマ 売れる営業になる) 平成22年6月7日
●商社が儲かる理由
企業は成長していくと、利益率が落ちていく。一番落ちたのが総合商社であり、一品当たりの粗利率が低いので、全体の率も低くなる。取引額は大きいが、貸し倒れのリスク、与信リスク、商品リスク、カントリーリスクも伴う。それをどのようにヘッジしているのかといえば、管理をきちんとすること。はじめに取引を開始するときの調査から債権回収まで、徹底して管理することで、小さな粗利を重ねて、大きな利益を出しているのだ。
加えて、商社には金融や為替、人事などのスペシャリストがいて、会社が現在どういう状況にあり、どういう行動をとればいいのかを管理的な視点から考えて、創意工夫をしている。日常的にいえば、10人で行っている仕事を5人にする、月次決算をあげるのを1週間から3日にすることで、スピードが早くなり、利益を出しやすくなる。
●ずさんな管理では儲けられない
総合商社だけではなく、上場会社全般にいえることだが、月次決算を組んでいて、常に赤字か黒字かを正確に把握している。売上が落ちることがわかれば、経費削減をする。どんぶり勘定では、どのくらい経費削減をすればいいのかもわからない。
人事、総務、経理・財務という管理部門は、スピード経営の中核だ。どれだけ管理のスピードを高めて、正確な情報をとらえて、行動していくかということにかかっている。できるだけマンパワーをかけずに機械的に行う仕組みをつくると、コスト削減にもつながる。
文責 山田 咲道 公認会計士・税理士
中央区の税理士 エース会計事務所 会社設立できる公認会計士 東京都
(一言)
時間はコスト。
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